TAKASHO Laboratory Support, Facilities and Equipment

室圧・風量制御の最先端技術 -風量制御システム-

安全な研究環境を実現する高性能風量制御バルブ

近年、各対象施設では、より厳密な室圧・風量制御が求められています。労働安全衛生のために法的基準に準拠することはもとより、研究開
発効率の向上のために、実験品質を高レベルに維持すること、研究者が研究・実験活動に専念できることが重要であり、そのためには
「適切な気流の確保が不可欠である」。この要求を、ユニークな発想と高性能の風量制御バルブによって実現したのが、InfilexVN中心とした
風量制御システムです。

InfilexVNは、風量制御用コントローラー付ベンチュリーバルブです。研究室や動物飼育施設、ハザードルーム、
クリーンルームなど、精度の高い排気風量や室圧制御が要求される空間において、大きな効果を発揮します。

●圧力独立性機構:ベンチュリーバルブは、ダクト内の静圧変化に応じで設定風量
 を保つため自立式機械構造になっています。
●高 速 度 応 答:高速電動式アクチュエータを採用し、要求風量の変化に高速追
 従します。

風量制御システムの要となる風量制御バルブ。

  • 圧力独立性
    バルブ前後の差圧が変化しても
    通過風量が変化しない機構とな
    っています。ドア開閉,局所排
    気装置の起動/停止,ダクト圧
    変動などの外乱に依らずに、設
    定した風量を常に流すことがで
    きます。
  • 高速応答
    1 秒以内の応答速度を実現。
    ヒュームフードのサッシやドア
    の開閉時などに速やかに風量を
    変化させることができます。
  • 高精度
    可制御域全範囲の風量で,読み
    値に対して高い制御精度が保証
    されています。全品に対して工
    場における校正と性能試験を実
    施しています。
  • 広い可制御域
    最大風量の1/20までの広い可制
    御域を持っており、低風量域まで
    高精度な風量制御が可能である。
    厳密な室圧・風量制御を行いなが
    ら換気回数を削減することが可能
    であり、安全性と省エネルギーの
    両立を実現する。

*アプリケーションに応じて一般速モデル、固定風量モデルの選択が可能です。

ガス封じ込め性能比較実験

給排気バランス・室圧・臭気など、化学実験施設におけるさまざまな問題を解決します。ヒュームフード(ドラフトチャンバー)の優れた封じ込め
能力により、利便性を損なうことなく安全で快適に研究できる環境を提供します。

  • 風量制御システム導入前
  • 風量制御システム導入後

人検知センサー

人検知センサーはヒュームフードの前にいる
人の在/不在状態を検知します人がいる時は、
ヒュームフードモニタに通常状態(通常風量
が必要)という信号を送ります。いない時に
は待機状態(通常より小さい排気風量)とい
う信号を送ります。人の有無で排気風量を自
動的に切り替え、省エネルギーをはかります。

ヒュームフードモニター

*InfilexVN専用の表示・操作器です。

バックライト付きLCDに面風速演算値、
または面風速設定値を表示します。LED
にて、ヒュームフードの運転・警報状態
を常時表示します。警報発生時には、音
声とLCD表示によりお知らせします。
緊急排気ボタンより、緊急排気運転を
行います。省エネルギー運転状態の表
示を行います。室内の明るさを検知し、
サッシ開放による無駄なエネルギー利
用を音声とLCD表示によりお知らせし
ます。(サッシ閉め忘れ注意警告)

サッシセンサー

サッシセンサーはヒュームフードのサ
ッシ位置を検知し、開口面積を求める
ためのセンサーです。ヒュームフード
モニタ、InfilexVNと共に使用して、ヒュ
ームフードの面風速を一定に制御します。

Infilexは、アズビル株式会社の登録商標です。

化学実験室向けシステム

安全性

化学実験室においては、研究者が有害物質に曝露されないこと、および実験室外に
有害物質が拡散しないことが最も重要である。本システムでは、サッシ開度に応じて
1秒以内の応答速度で局所排気風量を可変させることによって、有害物質の確実な封じ
込めを実現している。また、オフセット風量を高精度に制御することで、廊下から実
験室内へ流れる気流を維持し、実験室外への有害物質の拡散を防止する。

利便性

研究・実験活動に専念するためにも、研究者が設備上の制約を受けずに実験を行える
ことが望ましい。従来のような局所排気装置ごとに専用ファンで定風量排気する方式
では、面風速保持のためにサッシに開度制限が設けられている場合があるが、本シス
テムでは安全かつ自由にサッシを開閉できる。また専用ファンの起動/停止に煩わされ
ることもない。

省コスト

建物のランニングコストおよびイニシャルコストを低減することは研究施設におい
ても重要な課題である。可変風量の給排気バルブで風量を絞ることにより、搬送動力
および熱源負荷に関わるランニングコストが低減される。また、局所排気装置の同時
利用率を考慮して排気ファンやスクラバーなどを選定することによって、設備容量を
適正化できる。

動物飼育室向けシステム

研究品質

動物飼育室においては、飼育中の実験動物が微生物に感染されないことが最も重要
である。換気式動物飼育ラックおよび飼育室のオフセット風量を高精度に制御する
ことで、一定方向の気流を確保し、相互汚染を防止する。

安全性

労働安全衛生上の配慮から、研究者や飼育作業者が感染症やアレルギーにかかること
は避けなければならない。換気式動物飼育ラックによって空気のエリアを区分するこ
とで、人間が動物から発生する塵埃を吸い込むことを防止する。また、動物から発生
した汚染空気は直接室外へ排気されるので、飼育室内の臭気が低減される。

省コスト

動物飼育施設においても省コストは切実な課題である。換気式動物飼育ラック内の
空気は直接室外に排気されるので、汚染空気は飼育室内に混合されない。飼育室の
換気回数を抑えても良好な室内環境を維持することができるので、給排気風量の低減
による省コストが実現できる。また、換気式動物飼育ラックの利用によって動物の飼
育密度が向上され、建物スペースの効率的な利用が可能となる。