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ダクト工事の5つの大事なこと

SOUMU
POSTED:2018.07.10
WRITER:SOUMU

局所排気装置を導入される際

見落としがちなものとしてダクト工事が挙げられます。

 

 

 

  

 

 

 

装置に対しては

性能や種類をたくさん見て考えられる方が多い一方で

ダクトについてはどうしても後回しにされやすいですよね。

 

 

 

装置を長く高い機能性のまま利用されるには

きちんと考えてほしいことの1つです。

 

 

後から「なんだか思っていたのと違う」という事になりかねないためにも

ダクト工事を行う際、何に気を付けているかご説明します。

 

 

 

 

1つめ、ダクトは最短距離

 

 

 

 

ダクトは最短距離となるように計画します。

 

ダクトは、長さ、曲がりをそろえ、

分岐を行なう場合はできるだけ機器本体に近い位置で分岐をとることが

風量バランスを考える上で最も大切です。

 

ダクト口径については、圧力損失を少なくするため、

ダクト総長を短くする、曲がり(エルボ)を減らすなどの配慮が必要です。

 

 

 

 

2つめ、ダクトの抵抗損失に注意

 

 

 

 

ダクト内では空気の流れを妨げるような抵抗力が発生し、圧力損失が生じます。

 

また、給排気口、分岐、曲がりなどは、大きな抵抗力が発生しますので

ダクトの抵抗損失は、できるだけ同じになることが望ましいといえます。

 

 

抵抗損失を考慮してゾーニング、ダクトルート、ダクトサイズを

設定する必要があります。

 

 

 

 

3つめ、無理なダクト接続は禁物

 

 

 

 

1つめでダクトは最短距離が大事と書きましたが

いくら最短距離といっても無理なダクト接続は禁物です。

 

ダクト内では空気の流れを妨げるような抵抗力が発生し、

圧力損失が生じてしまうためです。

 

また、給排気口、分岐、曲がりなどは、大きな抵抗力が発生し、

送風動力が増加しエネルギーの無駄が発生してしまいます。

 

 

 

 

 

 

4つめ、ダクトの騒音防止

 

 

ダクトは何の対策もせずに設置すると

内部の風洞やダクト自体が振動し、音をよく伝えてしまいます。

 

研究環境最適化計画を謳う当社としては

騒音なんてもってのほかです!

 

ダクト板の振動は、補強材などでしっかりと防止することで騒音を防ぎます。

 

また、送風機やダンパで発生する伝播音は、消音器を用いることで

快適に過ごすことができます。

 

 

 

 

 

 

最後の5つめは、メンテナンスのことも考える!

 

 

ダクトも長年使用すれば必ずメンテナンスが必要になります。

 

もちろん装置も同様ですね。

 

 

 

メンテナンスの邪魔にならない位置にダクトを配置することも

大事な計画の一つです。

 

 

窮屈な配管は避け、

ゆとりをもった配管工を行う事が大切です。

 

 

 以上、いかがでしたでしょうか?

 

スクラバーやドラフトチャンバーなど

装置を導入される場合はダクト工事のことも

頭にいれていただけると快適な実験環境をつくることができると思います。

 

 

もちろんタカショウでは

ダクト工事をはじめとして様々なニーズをお持ちの方の

もっともよい実験環境づくりをお手伝いいたします。

 

気になることがあれば

お気軽にご相談くださいね!

 

 

 

 

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