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高演色LEDとは?

WRITER:SOUMU
みなさん、こんにちは!
総務部のNです!
今回は、「高演色LED」についてお話したいと思います!
弊社では、D50規格準拠の高演色LED照明を取り扱っています。
このブログでは、色にまつわる指標となる「演色性」と「色温度」の説明を交えながら、高演色LEDの特長とその用途をご紹介していきます!
「D50規格」って何?
印刷業界やグラフィック業界では、色を正しく確認するための基準光源が定められており、その代表が印刷工業会規格「D50規格」です。
D50とは、色温度5000K(ケルビン)で、平均演色評価数Ra95以上という条件を満たした光のことです。
これは「自然光」に近く、印刷物や色見本を評価する際に最適とされています。
D50規格準拠の照明は、印刷物の色校正や製品の色チェック、品質管理などで非常に重要な役割を果たしています。
演色性とは?──光によって見える“色の正確さ”
演色性とは、「光源がどれだけ自然光に近い色の見え方を再現できるか」という指標です。
たとえば、同じ赤いリンゴでも、照明によってはくすんで見えたり、変な色に見えたりすることがありますよね。
この“色の見え方の再現性”を数値化したものが「演色評価数(Ra値)」です。
一般的にこの数値が高いほど、自然な色合いで物体を見ることができ、Ra100が太陽光に最も近い理想的な光とされています。
家庭用の一般的なLEDではRa80前後のものが多いですが、弊社の「超高演色LED」はRa98以上!
つまり、より“本来の色”が見えるというわけですね!
色温度とは?
色温度とは、光の見た目の“色味”を数値で表したもので、単位はケルビン(K)です。
- 2700K:暖かいオレンジ系の光(家庭の電球色)
- 4000K:自然に近い白(昼白色)
- 5000K(D50):色再現に適した標準光
- 6500K:青白くすっきりとした光(昼光色)
D50はこの中でも“色検査用”として定められた色温度で、照明の色味が製品や印刷物に与える影響を最小限に抑えることができるのが特徴です。
D50準拠の高演色LEDの使用シーン
では、実際にD50準拠の高演色LEDはどのような場所で活用されているのでしょうか?一部をご紹介します。
- 印刷・出版業界の色校正ブース
- カラーマネジメントが必要なデザイン事務所
- 製品の色チェック・外観検査工程
- 染色・繊維業界でのサンプル確認
- 研究開発部門での試作評価
「本来の色がどう見えるか」が結果に直結する現場では、D50規格に適合した照明が欠かせませんね!
まとめ
色を「正確に」「自然に」見るというのは、製品の信頼性や品質を左右する大切なポイントです。
D50準拠の高演色LEDを導入することで、色検査の精度を向上させ、不良率の低減にもつながります。
ご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください!
インスタも毎日更新しておりますので、是非チェックしてください!
以上、総務部のNでした!
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超高演色LED蛍光灯とは
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