卓上型ドラフトチャンバーのご紹介!
みなさまこんにちは!
総務部女子です!
ドラフトチャンバー導入をご検討の皆さま!!
実験台の上に載せて設置する卓上型のドラフトチャンバーをご存知でしょうか?
今回ご紹介するのは 卓上型ドラフトチャンバー です。
卓上型ドラフトチャンバーは実験台や作業台の上に設置することで、
研究室や実験室の限られたスペースを有効活用することができます。
この写真では幅3600mmのスペースにぴったりと収まるように
幅1800mmの木製作業台とスチール製卓上ドラフトチャンバーをセットで2台納入した様子です。
横から見ると正面がそろっていてとてもスマートな印象です。
また、スチール製のドラフトチャンバーはメラミン焼付塗装といった塗装方法で塗装しているため、
くすみのないすっきりとした白色で明るく・清潔感がございます。
ご興味を持っていただけましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。
お客様のご使用用途に合わせた型式・材質選定を当社営業スタッフがご提案させていただきます。
【関連ブログ】
ドラフトチャンバー(局所排気装置)について紹介します!
簡単に、ドラフト本体の材質について
みなさん、こんにちは!
総務部のNです!
今回はステンレスについてお話ししたいと思います!
ドラフトチャンバーの本体に使われる主な材質は、次の3種類があります。
• 塩ビ
• スチール
• ステンレス
これらの材料を工場でよく加工されているのを見かけます。
材質ごとに見た目もそれぞれ大きく違うんですよ!
今回は、その中のステンレスに注目して、その特長や種類について調べてみました。
ステンレスとは?
ステンレスは「ステンレス鋼」の略で、鉄をベースにした合金です。
鉄にクロムを10.5%以上添加し、炭素含有量を1.2%以下に抑えた合金鋼のことを指します。
クロムを加えることで、酸化(錆び)しにくくなり、強度も増すという特長があります。
また、英語表記では “Stainless Steel” となり、
“Stain(サビ)less(ない)Steel(鋼)” = 「錆びにくい鋼」 を意味しています。
ステンレスの特長
ステンレスには、さまざまな特長がありますが、主なものは以下の4つです。
① 錆びに強い
ステンレスは錆びにくいため、湿気の多い場所でも長持ちします。
そのため、キッチンやバスルーム、海沿いの建物などによく使われています。
② 耐久性が高い
強度が高く、長期間使用しても性能が落ちにくいため、
工業製品、自動車、航空機などの分野でも活躍しています。
③ 美しい光沢
ステンレスは、銀色の美しい光沢を持ち、見た目もおしゃれです。
そのため、デザイン性の高い家具やインテリアにもよく使われます。
④ 衛生的
表面が滑らかで汚れが付きにくく、抗菌性もあるため、
キッチン用品や医療現場などでも幅広く利用されています。
ステンレスの種類
ステンレス鋼は、大きく分けて以下の3種類に分類されます。
① オーステナイト系ステンレス
最も一般的なステンレスで、耐食性(錆びにくさ)に優れています。
キッチン用品や家庭用製品によく使われます。
② フェライト系ステンレス
硬くて錆びにくいですが、オーステナイト系に比べると加工が難しいため、
自動車や工業製品に使用されることが多いです。
③ マルテンサイト系ステンレス
強度が高く、刃物や工具などに使われますが、錆びやすいため、
使用場所を選ぶ必要があります。
代表的なステンレス鋼「SUS304」と「SUS430」
特にオーステナイト系の代表として SUS304、
フェライト系の代表として SUS430 が、よく使用される金属材質です。
SUSとは?
SUS は 「Steel Use Stainless」 の略で、JIS規格(日本産業規格)では
「SUS〇〇〇」の形で表記され、それぞれの番号がステンレスの種類を示します。
SUS304は耐食性・耐熱性が優れていますが、価格が高めです。
一方、SUS430はニッケルを含まないため安価ですが、耐食性は劣ります。
また、SUS304は磁石にくっつかず、SUS430は磁石にくっつくという違いもあります。
まとめ
今回は、ステンレスの特長や種類について簡単にご紹介しました。
弊社では、ステンレス製のドラフトチャンバー、スクラバー、作業台なども取り扱っております。
ステンレス製の製品についても、ぜひチェックしてみてください!
ご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください!
以上、総務部のNでした!
〈関連ブログ〉
ドラフトチャンバーに最適な材質選び~本体~
スクラバーを導入されているお客様は、
きちんと年一回メンテナンスを行っているでしょうか。
メンテナンスを行っていないと・・・
こんな状態になっているかもしれません!!!
こちらの写真は4年以上メンテナンスを行っていない洗浄塔内の様子です。
シャワーノズルが目詰まりし、充填材等も汚れきっており、
スクラバーとしての機能を満足しないまま使用し続けているかも・・・!?
スクラバーが汚れきって、性能が落ちてしまう前に
年に1回のメンテナンスをおすすめします!
定期的なメンテナンスにより、スクラバーの製品寿命が伸びることにつながります。
いままで、メンテナンスを行っていないお客様は
汚れが落ちなくなってしまう前に、ぜひ検討してください!
〈お問い合わせ先〉
〒335-0035
埼玉県戸田市笹目南町38-10
TEL 048-422-0156
FAX 048-421-2913
〈関連ブログ〉
スクラバーとは?製作工場をご紹介
スクラバーの製作から据付までご紹介
こんにちは!
今回はドラフトチャンバーの意外と知られていない危険性について実例を基にご紹介します。
ドラフトチャンバーを安全に使用できていると思っていても実は危険が潜んでいる可能性がございます。
是非本記事を参考に一度お使いのドラフトチャンバーをご確認下さい!
ドラフトチャンバーのスイッチを押したのに、排気をしていない?
お客様より
「ドラフトチャンバーの ”ON” のスイッチを押してドラフトチャンバーが起動しているのに排気がされていない」
との連絡を頂いたケースがございました。
結論を先にお伝えすると上記の原因は
ベルト駆動式のファンのVベルトが摩耗により切れてしまい、ファンが回転していない事が原因でした。
上記の現象を簡単に例えると自転車のチェーンが外れているのに自転車を漕ぎ続けている状態に近いです。
この状態だとどんなに必死に自転車を漕いでも進むことはありませんよね?
Vベルトは自転車でいうチェーンの役割を果たしており、Vベルトが駆動する事によってファンの羽根車が回転し
ドラフトチャンバーの庫内で発生したガスを吸い込み、排気が出来る仕組みになっています。
なのでVベルトが切れてしまうと、ドラフトチャンバーは起動するのに排気がされないという現象が起きてしまいました。
〈参考資料①ーメンテナンス前の写真〉
なぜベルトが切れてしまったのか?
→メンテナンス不足が一番に考えられる原因になります。
メンテナンスは使用するユーザ様自身でも実施出来るものであり、講習を受講しメンテナンス機器の用意があれば
弊社のような専門スタッフがお伺いせずとも、メンテナンスは可能です。
しかし、屋外にあるファン等の点検は設置場所や点検の複雑さから専門知識が必要なメンテナンス箇所でもあります。
十分なメンテナンスが施されず異常に気づけないままドラフトチャンバーの使用を続けていると、Vベルトの主材質
はゴムで出来ているものであり、長年運転すると摩耗が蓄積し切れてしまいます。
※上記のVベルトが切れる以外にドラフトチャンバーの吸引不足が考えられる原因は以下になります。
・ダンパーの異常(ボリュームダンパー・ファイヤーダンパー)
・吐出口の目詰まり
・スクラバーの性能異常
メンテナンスから報告書の作成まで弊社にお任せ下さい!
弊社には、メンテナンスを行う専門部署がございます。
上記のような故障にも迅速に対応または、未然に防ぐメンテナンスが可能です!
メンテナンス後には報告書を作成し、異常箇所や検査内容を報告書にまとめて提出させていただきます。
今回の場合はVベルト交換、交換後のドラフトチャンバーの風速測定を行っております。
※報告書は3年間の保存義務がございます。
〈厚生労働省〉局所排気装置の定期自主検査指針
〈参考資料②ーメンテナンス後の写真〉
選ばれるポイントはここにあります!
TAKASHOを選んでいただくポイントでひとつ
「自社一貫制度」がございます。
製品製作から搬入・据付・付帯工事、据付後の定期メンテナンスまで一貫して行えるのが弊社を選んでいただけるポイントです!
例えば、今回紹介したVベルトが切れてしまった事例を基に修理までの過程を説明すると
基本的には、販売会社、製造工場、工事業者はそれぞれ別会社になっている事がほとんどです。
その為、ユーザー様から販売会社→製造会社→工事会社orメンテナンス会社のようにいくつかのステップを踏んで修理対応となります。
TAKASHOであれば、問い合わせを頂いた時点から、全て自社で対応が可能です。
日程調整などの確認作業は社内で完結できる為
装置が稼働できない日数を最小限でとどめる事が可能です!
また、他社製のドラフトチャンバーやスクラバーでもメンテナンスは可能です!
装置を ”より安全に” ”より長く” ご使用いただく為にメンテナンスの際には是非弊社までご連絡下さいませ。
〈関連ブログ〉
定期的な実験設備設備のメンテナンスしていますか?
排気ファンのメンテナンス、修理も行っています!
※注意事項
今回のようにドラフトチャンバーの排気機能に異常を感じた場合には直ちに利用を控え
販売元または弊社へお問い合わせ下さい。
本ブログの内容で即日の修理をお約束するものではございませんが
迅速な対応をお約束させていただきます。
ブログに載せている製品写真は、ファンやVベルトのイメージとして使用した写真であり
今回の事例になっているファンの写真ではございません。
皆さんこんにちは総務部女子です。
もう春ですね🌸
すでにバタバタとしているわたしですが、豊潤サジーと子供たちの笑顔に
癒されながらなんとか日々を乗り越えている今日この頃です!!
さて、今日はよくお問合せ等で耳にする『有機溶剤』というワードですが、
ずっと前から何だろうと自分の中で疑問でしたのでちょっと調べてみることにしました。
有機溶剤(有機溶媒)とは、有機化合物を溶かすために使用される液体のことです。
主に炭素(C)を含む化合物でできており、水には溶けにくいが、油脂や樹脂をよく溶かす性質を持っています。
<代表的な用途>
・塗料(ペンキ、スプレー、インク)
・接着剤(ボンド、シーリング材)
・洗浄剤(金属・電子部品の洗浄)
・化学製品の原料(医薬品、化粧品、香料)
だそうです。個人的に匂いも結構しちゃう系なのかなと思ったり。
また、有機溶剤は便利ですが人体や環境に悪影響を及ぼすことがあるようです。
✅人体への影響
吸入すると中枢神経系を麻痺
例:シンナー中毒、めまい、頭痛
長期使用で健康被害
肝臓・腎臓障害、発がんリスク(ベンゼンなど)
皮膚刺激・アレルギー
皮膚炎やかぶれを引き起こすことがある
✅環境への影響
大気汚染(VOC:揮発性有機化合物)
水質汚染
有機溶剤は便利な一方で、揮発性・毒性・引火性があるため、適切な管理と安全対策が不可欠です。
①作業環境の確保 (換気・排気)
有機溶剤は揮発性が高いため、適切な換気が必須!
✅ 局所排気装置を使用する
・揮発ガスを素早く排出し、作業者の吸入を防ぐ
・フード、ダクト、排気扇を適切に設置
✅ 屋内作業では、強制換気を行う
・扇風機・換気扇を活用し、空気の流れを作る
・密閉空間での使用を避ける
✅ 作業場の有機溶剤濃度を測定する
・有機溶剤測定器を使用し、濃度管理
・許容濃度を超えないよう定期的に確認
②適切な保護具の着用
✅防毒マスク(有機ガス用)を着用
✅ 保護メガネ・ゴーグルの使用
✅ 耐溶剤性の手袋を着用
✅防護服・エプロンを着用
③取り扱い時の注意点
✅ 静電気・火気に注意(引火対策)
✅ こぼれた場合は速やかに拭き取る
✅ 飲食禁止!
などなど調べるとあれこれ出てきましたが、有機溶剤を扱う際はドラフトチャンバーの使用が推奨されています。
特に高揮発性・高毒性の溶剤、長時間の作業では必須となるようです。
適切な風速・換気管理を行い、安全な運用を徹底する必要がありそうです。
安全第一です!!
適切な使い方をし、有機溶剤のリスクを最小限に!!!
使用する薬剤等に合わせて、当社営業より材質などのご提案もいたします。
気になる事、確認したい事等ございましたらお気軽にお申し付けください。
【関連ブログ】
簡単に、ドラフト本体の材質について
特注品は貴商エンジニアリングの強みです!
Instagramも毎日更新で取り組んでいますので、
どんどん覗きに来てくださいね。
花粉が大量に飛んで、悪さをしていますね。
私は毎日目が痒くて、鼻水が大量に出てとてもテンション下がりますが、、、
前向きに頑張っていきましょう!!!!
以上、総務部女子でした。
次回もお楽しみに✨
微生物を扱う研究や、培養など無菌操作が必要な作業で使用されているクリーンベンチですが、
最近では様々な分野でご利用いただいております。
クリーンベンチの他にも、バイオクリーンベンチがありますね。
【関連ブログ】
スタンダードクリーンベンチとバイオクリーンベンチの違い
形状も垂直フラットタイプと前面傾斜8°タイプがあります。
クリーンベンチはバイオ分野だけでなく、
共同で作業を行うことが多い半導体や精密機器、化学分野での使用に特化しております。
また、貴商エンジニアリングでは納入後も安心して使用していただけるための
定期メンテナンスのプラン=Lab Care もあります。
クリーンベンチの保守サポートならびにお客様からのご相談に速やかに対応可能な
Lab Careをぜひご利用ください。
メンテナンスの重要性
TAKASHO製クリーンベンチについてご紹介します!
クリーンベンチに関してのメンテナンスについて、
ご不明点等ございましたらお気軽にお問合せください。
以上、総務部女子でした!!
次回もお楽しみにです。
スクラバーのメンテナンス承ります!!
(充填材の交換、内部清掃など)
他社のスクラバーのメンテナンスもいたします。
スクラバー内部の清掃もいたします
清掃後
清掃前
詳細はこちらのページを参照ください
LabCare 導入後サポート | 貴商エンジニアリング株式会社-TAKASHO- (takasho-eng.jp)
今日も一日ご安全に。
〈お問い合わせ先〉
〒335-0035
埼玉県戸田市笹目南町38-10
TEL 048-422-0156
FAX 048-421-2913
〈関連ブログ〉
スクラバーとは?製作工場をご紹介
スクラバーの製作から据付までご紹介
みなさんこんにちは!
総務部のNです!
今回は、スリムクリーンベンチについてご紹介します!
「スリムクリーンベンチ」はその名の通り、
奥行きサイズをコンパクトに設計したクリーンベンチです。
一般的なクリーンベンチと比べて奥行きが短いため、
設置場所に制約がある場合でも安心して導入頂けると思います。
◎搬入がスムーズ!
スリムクリーンベンチは、一般的なドア幅(約800mm)でも
そのまま搬入できる設計になっています。
スリムクリーンベンチの奥行きが733mmで、ドアを通過する際にも
十分なスペースが確保されているため、搬入作業がスムーズに行えます。
◎コンパクトでも性能はそのまま!
奥行きがスリムになったことで、ワークスペースもコンパクトになりますが、
性能は通常サイズのクリーンベンチと変わりません。
そのため、作業に必要な清浄度や風量、機能性はそのまま保持しており、
スペースを節約しながらも必要な機能はしっかり備わっています。
したがって、限られたスペースでも安心してお使い頂けます!
◎その他にもこんなメリットが!
例えば、クリーンベンチと実験台を壁に沿って並べて設置する場合、
通常のクリーンベンチは奥行きが広いため、
実験台より前に出っ張ってしまうことがあります。
しかし、スリムクリーンベンチは奥行きが733mmとコンパクトなので、
実験台(一般的に奥行き750mm)の面とぴったり揃い、
すっきりとした綺麗なレイアウトが実現できます。
◎多様なラインナップ
弊社では、スリムクリーンベンチをはじめ、
多種多様な研究設備のラインナップをご用意しております。
研究設備を導入する際、さまざまな要件を検討する必要がありますが、
特注品にも対応しており、規格品では満足できない場合にも柔軟に対応できます。
◎特注品の事例
弊社では、特注品を得意としているので、実績も数多くあります!
特注品の事例についてはこちらからご覧いただけます。
もし「こんなのがあったらいいな」「もっとこういう機能が欲しい」といったご要望があれば、ぜひ一度お問い合わせください。
お客様のニーズに合った提案をさせていただきます。
お問い合わせはこちらから!
以上、総務部Nでした!
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当社製品のクリーンベンチのご紹介
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そのバランスを考えた「ものづくり」をおこなっています。